2013年8月20日火曜日

ソニー、FeliCa(フェリカ)を利用した「電子お薬手帳」サービスを提案

(電子お薬手帳 Sony on YouTube)
ソニーの報道資料によると、非接触ICカード技術「FeliCa(フェリカ)」カードを利用した「電子お薬手帳」サービスを2013年秋より川崎市にて開始するとのことです。

■「電子お薬手帳」のしくみ

処方箋の内容は、薬局内にある「レセコン」と呼ばれるコンピュータに入力されます。

電子お薬手帳のシステムは、このレセコンから調剤情報を読み取り、インターネット上の保存場所であるクラウドサーバーにデータを蓄積します。

また、この記録は薬剤師のタブレット端末に表示され、薬の飲み合わせチェックなどに役立つ情報として、患者さんへの服薬指導に利用されます。

データはクラウド上に保存されているので、今回の薬と過去の薬の対応付けや初めて出された薬のチェックなどもできます。

■セキュリティー対策は?

今回のシステムでは、利用者の個人情報と調剤データが分離していますので、不正アクセスがあった場合でも、個人情報が守られる構造になっています。

■スマートフォンでも使えます

また、スマートフォン用アプリをインストールすれば、モバイル端末からも電子お薬手帳の情報を見ることができます。また、スマートフォンをお持ちでないご家族の調剤記録も閲覧することができます。

■2013年秋、川崎市で試験サービス

これまでの紙の「お薬手帳」と違い、FeliCa のカードを1枚持つだけでこれまでの調剤履歴に簡単にアクセスすることができます。

現在は、川崎市の一部で実証実験中ですが、2013年秋からは川崎市全域にで試験サービスを開始予定です。

(参考)
FeliCaカードを利用した電子お薬手帳サービスを提案」(ソニー報道資料)

0 件のコメント:

コメントを投稿